【女子サッカー留学】トライアウトを徹底解説!留学経験者のエピソードを交えて具体的に話していきます〜スペイン女子編〜
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簡単な自己紹介
今回は海外サッカーのエキスパートの桑原茜さんと吉村碧さんのお2人に、サッカーのトライアウトについて色々とお話をお聞きしていこうと思います。
宮=宮川、嬉=嬉野、桑=桑原 茜 、吉=吉村 碧
桑:ステイドリームのスペイン女子を主に担当しています。
桑原あかねです。
昨シーズンまでウエスカ女子で3年間やってまして、選手としてはスペイン自体には5年間、5シーズンいたんですけど、昨シーズンで引退して今は日本にいます。
特に女子選手のトライアウト先の手配とチームとの契約交渉やビザのお手伝いとかをステイドリームでやらせてもらってます。
吉:吉村碧です。
クワと同じように今年からステイドリームの現地スタッフとしてサポートに入らせてもらってます。
スペインでは5シーズン目を迎えてて、現在は2部のカセレーニョ・フェミニーノというチームでプレイしてます。
宮:ステイドリーム代表の宮川類と申します。
僕は十歳からスペインの方に行って、当時はアトレティコ・マドリードのカンテラに所属していて、そこから5年半ほどスペインでプレイしてました。
そこから大学の3年の時にもう1度スペインに行って、トライアウトを受けて選手として活動していました。
スペインで育成年代から社会人まで幅広く経験しているので、そういった経験をもとに留学サポートを通して、皆さんの力になれたらなと思っています。
よろしくお願いします。
嬉:ステイドリームスタッフの嬉野と申します。
僕は聖和学園出身で、指導者の経験があって、その時に宮川さんと知り合って今こうやって一緒にお仕事をさせてもらってます。
選手としての経験はありませんが、学生時代にオランダへの短期留学の経験があり、その時の経験や感じた事を沢山の選手に知ってもらいたいと思っています。
スペインと日本のサッカーの違い(戦術面、技術面、環境面など)
嬉:まず初めに、スペインと日本のサッカーの違いですね。
戦術面だったり、技術面だったり。
あのチームの環境でもいいです。
そういったところを深く掘り下げていこうかなと。
桑原さんはかなり長い期間スペインでプレーされていたと思うんですけど、日本とは違うと感じた部分とかあれば教えていただければそうですね。
桑:行って一年目に感じたことは試合ごとに、対戦相手ごとに練習メニューが変わる所ですね。
日本でも、変えることはあると思うんですけど。
フォーメーションも攻撃方法も全部ガラッと変えるのはスペインの特徴かもしれないですね。
あとは日本だと自分たちのやり方、自分たちのサッカーで勝つみたいなことが多いと思うんですけど。
スペインだと相手の弱いところを狙ったり、戦い方を毎週変えてやるっていうのは日本との大きな違いで監督の色がすごく出ていて衝撃的でした。
嬉:なるほど、今度は吉村さんもお願いできますか?
吉:日本も多分ちゃんと分析とかしてるんでそういう相手によってあの戦術を組んだりとかもしてると思うんですけど、よりスペインの方が対策面に突出してるかなって言うのは感じました。
あと、あまり自分たちのサッカーというものにこだわらないそれがはまらないのであれば捨てるし、 例えばシーズンの最初の方は繋いで行こうって言っててそういう感じでずっと練習してたけど、勝てなくなってきた時とかにそのスタイルを思い切って捨てて、やっぱりリーグで負けないことが大事になってくるから、すご後ろで締めて守るサッカーに変わったりとかリーグの最初と最後でやってることが全然違ったりすることは結構どこのチーム見ててもスペインではあるかな。
あとは、決定的に自分が違うなって思ったのはやっぱりフィジカル面の強さかなって思います。
トレーニング量も日本だとあんまりウエイトトレーニングとかしてるチームが少ないと思うんですけど、私のチームだと週2回ジムに必ず行かなきゃいけなくてそれ以外でも行ってる選手もいて、試合中での当たり合いも激しくて日本のサッカーに比べてもフィジカルコンタクトがすごい強いです。
実際、削られることも多いし体とか体のぶつかり合いとかもめちゃめちゃあります。
あとやっぱりめちゃめちゃ足が早かったり、めっちゃ体強かったり、めっちゃでかかったりする選手が多いですね。
そういうところでは日本とかなり違いますね。
宮:女子でもフィジカルやるんですね。
吉:すごいですよ。
桑:ほんとにすごいです。まともに当たったら死ぬよな(笑)
なんか毎試合ちょっとした事故にあったみたいな原付ぐらい朝起きると「うわぁぁぁ」みたいなのが毎週ある。
吉:練習でも青あざできるくらい。
桑:練習だったら悪気がないのはわかるけど試合だと渾身の一撃がくるよな(笑)DFだったらやる方じゃない?やられるか?
吉:結構やられる毎回青あざできてる(笑)
桑:日本人だからやってもやり返されないと思ってる。
吉:自分はSBで身長も160cmもなくて180cm超えてるような相手と当たることもあって吹き飛ばされることがあって、練習でもバチーンと交通事故みたいになることがありますね。
宮:全然、女子はそんなイメージなかったです。
男子もめちゃくちゃ筋トレとかしてるんですけど、女子はそんな印象なかったですね。
吉:体が大きい選手も多いし、今はスペインも外国人選手自体が多くて色んな国の特徴を持った選手がいますね。
今のチームメイトにもいます。
特に強いのはアフリカ系の選手で筋肉の質が違いますね。
当たるだけでも痛いしとにかく速い、羨ましいです。
でもそれも日本では、体験できないことなので面白いです。
トライアウトの受け方は?具体的な手段を実例で説明
嬉:本日はトライアウトについて色々なお話しをお伺いしていきたいのですが、現在様々なエージェント会社や知り合いのツテなど海外に挑戦する方法はあると思いますが、お2人の場合は当時どうやってスペインにいきましたか?
桑:友達のエージェントを紹介してもらって、その方にお願いしました。
当時は3週間で3チーム、1週間ごとに1チームずつトライアウトをするってシステムでした。
3チームとも違う地域だったので、月から金のうち大体練習が3日か4日あって土日に移動という形で3週間やりました。
結果からお話しすると、1チーム目がすぐに返事が来てぜひうちで欲しいって言ってくれて、2チーム目が興味は持ってくれてるから時期的に待ってくれと言われ、トライアウトに行ったのが2月で、自分の場合トライアウトに適した時期からは少しはやくてチームからは待ってくれと言われ、3チーム目は探しているプロフィールの選手じゃないからという理由で不合格って感じで3週間で3チームまわって日本に帰って結果を待ってました。
嬉:なるほど、ステイドリームからスペインに渡航した選手がトライアウトでご縁が無かったみたいな話も出ていて、サッカーチームとして活動している以上ポジションの噛み合わせだったり登録できる人数にも限りがあるのでとってもらえたり、もらえなかったりという部分もありますよね。
桑:そうですね。
時期もそうですけど、タイミングと運も絶対に関係してて自分がどれだけ実力があってもそのチームには必要のない選手であったりすでに絶対的なエースがいてその選手とポジションがかぶっていてダメな時もあるし、それって結構エージェント会社がどうとかではないし自分がどうとかではないしっていう場合もあるから難しいですけどなんとも言えないです。
吉:私の場合は、当時の夏過ぎくらいにスペインにいきたいと思ったんですけど、クワみたいにスペインでサッカーをやっている知り合いがいなくて、スペインにいる知り合いに相談してみたらエージェントの方を紹介してくれたのでそこでお願いしました。
話の中で1月から3月の間でトライアウトを受けることになってたんですけど、チーム探しとかに結構手こずって、結局スペインにいけたのが3月でした。
当時クワもいたチームに3月の頭からトライアウトを1週間受けて、そのチームからは口頭でぜひ来て欲しいと言われてて、次の週から本当であれば1部のチームにトライアウトを受けるつもりだったんですけどそのチームがゴタゴタしていたみたいで来年の他国の代表選手を取りたかったらしくてあやふやになっちゃって練習参加できるかわからないとなって、トライアウトの時期とコロナが被ってしまい1チーム目で1週間トライアウトを受け終わったところで、丁度ロックダウンになってしまいどこのチームもトレーニングができませんってなってしまいました。
なんなら隔離期間で出れなくなってしまうので急いで日本に帰らないといけなくなってしまい、1チーム目が欲しいと言ってくれていたのでその言葉を信じて待つことにして5月にサインすることができて、次のシーズンの契約が決まりました。
具体的にトライアウトは何をするのか?
嬉:チームによってもトライアウトの内容は異なると思いますが、具体的にトライアウトでやった事についてお聞きしたいです。
桑:シーズン真っ只中だったので、そのチームが普段やっている練習に自分が1人ぽんって入っただけですね。
後は、大体水曜日か木曜日に紅白戦か大ゲームみたいなのが入るチームが多くて、そこで見てくれたのかなと、それ以外はスタメン組とメンバー外に分けられて、メンバー外の方に入れられて練習やってた感じです。
吉:日本の場合だと、イメージでは練習参加にくる選手のほとんどが1、2日でスペインの場合は絶対1週間くらいは見てもらえますね。
私はたまたま、その週に公式戦がなくて練習試合が入っていて実際に練習試合に入れてもらって最終的に判断してもらったという感じでした。
チーム探しをかねて自分たちの履歴書とかどんな経歴があるとか、プレー動画を作って私がどんな選手なのかっていうアプローチをするっていうのはトライアウトを受ける前の段階でも準備しなければいけない内容でしたね。
嬉:そうですね。
渡航前にCV(履歴書)やプレー動画の作成するというのは日本でもあるとは思いますが、日本のセレクションなんかは身体能力を数字を使って細かく見て、基本的な技術を見て、ゲームを少ししてという流れを1日にまとめて行うのが多いと思うんですけど、スペインの場合は実際のプレーを重視して見られるのでしょうか?
桑:そうですね。
完全に練習に入ってサッカーを見られますね。
他の身体能力とかは見てないですね。
後はチームに馴染めるかを見られていると思います。
人間性とか意外とそこを見てくる人やチームは多い気がしますね。
代表クラスの選手とかは練習なんか見なくてもとったりするチームも多いと思うんですけど、実際に練習参加した人に関しては、ちゃんと喋ってるか?コミュニケーションは取れているか?チームにない目そうか?っていうのを重視してるチームは多いと思います。
今いるチームもそうですし、トライアウトを受けたチームもそこは結構大事にしてるから話をされたこともありました。
嬉:サッカーチームとして1つの集団として動いていく以上、そういったところも大事になってきますよね。
そこは日本と海外、スペインの違いの一つにもなりますね。
トライアウトで契約するには?
嬉:先ほどもお話しがありましたが、トライアウトの時に選手の何を見ているのか?契約を勝ち取るには必要な部分はありますか?
桑:自分が受ける時の事と、色んな選手を見てて思うのはスペイン語がわからないのは当たり前じゃないですか?
そこを受け入れて他のことで補っていくこと、トライアウトだし自分ができる良いプレーを出すことだけに集中して、スペイン人はミスとかはあまり気にしないんで、ミスに関しては見ていなくて、とりあえず良いプレーを出して自分の持ち味を出すことが大事。
後は日本人は人見知りが多くわの中に入っていくのが難しいと思うんですけど、そこは馴染めるか、馴染めないかなんで、トライアウトにおいては見られるポイントになるのでマイナスでしかない、スペイン語が話せなくてもオープンにして人柄ってとこも見られるって意識した方が良いかなと思います。
1週間という短い期間でどれだけ良いプレーや人柄ってところを出せるかを意識した方が良いと思います。
宮:(自分を)曝け出さないとダメですよね。
スペインとか海外はどうしても日本とかだと自分の素を出さないとか嬉しいとか悔しいとか感情表現もあんまりしないないですよね。
そういうのがあるとすぐに受け入れてもらえますよね。
吉:笑顔ですね!
言葉がわからない分、ちょっと話しかけようとか少し喋ってみよう、それだけでそういう努力してるなって見てもらえるから助けてくれたりします。
挨拶をしなかったり何も言わないと誰も声かけてくないから言葉があまりはさせない分、知っている言葉で茶化したりするのはスペイン人よくあるんですよ。
話しかけてもらえるように笑顔でいたり、自分からアプローチをかけるのはすごい大事だと思います。
クワも言っていたけど、ミスを恐れないことも大事だけど自分の得意なことを見てもらうためのトライアウトなので、クラブも苦手な部分を見てとるわけではないので、どちらかといえば得意な事、試合で何をしてくれるのか?そういった長所を見てとってくれるので自分の得意なことに集中して、ミスをしても気にしないくらいでいた方が良いのかなと思います。
桑:後もう一つ、自分がトライアウトを受けに行った時に日本人の知り合いにアドバイスをもらってポジションがFWなんですけどシュートをいっばい打てって言われてしかもそのシュートはめっちゃ強く打てと言われてその時はあんまり意味がわからなくて、おそらくそれはインパクトを残せって意味でシュートを強く打って周りを驚かせてるのが目的で、インパクトを残すのも大事かなって思います。
嬉:ありがとうございます。
印象、インパクトを与えるっていうのも、トライアウトはチームに選んでもらえないと契約は取れないと思いますが、特に良いプレーや周りとうまくやっていけるという前向きな姿勢が大事なんですね。
トライアウトに必要な費用はどのくらい?
嬉:お二人は先ほどのお話でもありました通り、知り合いの方の紹介からトライアウトに挑戦されたとありましたが費用はどのくらい必要になりましたか?
桑:私の場合は全部お任せで、アテンドもつけてもらいチーム紹介とアテンド費、宿泊費、現地での交通費、食費はエージェントに支払って飛行機代は別でした。
トライアウトが3週間でなでしこリーグで貯めてたお金は無くなったって感じですね(笑)。
吉:たまたまなのか、飛行機代が安くて10万くらいで宿泊代はスペイン人の部屋に泊めてもらうことができて1泊あたり40ユーロくらいでした。
1週間行っていたので30ユーロくらいですね。
後は、エージェント費用や交通費ぐらいでしたね。
留学のタイプにもよると思うんですけど、トライアウトと1間のサポートがついているか別になっているかがあるんですけど、私は別々だったので契約が決まってからサポート費用で全部合わせて車が変えるくらいの貯金がなくなりました(笑)
あとはチームが宿泊先を提供してくれることもありますね。
宮:女子だと結構、宿泊先だったりチームの寮、シェアハウスの提供があったりしますが男子はほとんどないのでスペイン女子は待遇がいいですよね。
桑:自分がトライアウトをサポートした選手でチームから部屋が空いているから使っていいよと言われましたね。
結構サポートしようとしてくれるチームは多くてトライアウトにウェルカムな部分がありますね。
嬉:かなり行きやすい環境が整ってそうですね。
エージェント会社やチームによって費用も変わってくると思います。
いつトライアウトに行けばいいか?適正な年齢や時期など
嬉:トライアウトに適したシーズンや時期、トライアウトに適した年齢とかってありますか?
桑:自分は元々、なでしこリーグに所属していてシーズンが終わるのが12月でその時点でチームを辞めてそこから練習など色々やってスペインにトライアウトを受けに行ったのが2月末から3月にかけていったんですけど、その時ってスペインがシーズン真っ只中で5月のシーズンの締めに向かっていて1番大事な時期でエージェントからも、あと1~2ヶ月後の方が良いですよ。
理由としてはベストな時期が3~5月がシーズンの終わりがけでチームが段々と次のシーズンを考え出す時期なのでそこでトライアウトしてもらって目をつけてもらうのが狙い目だからです。
私が行ったのはそれよりもちょっと早めで自分としては、なでしこリーグを離れてから間をあまり開けてしまうとコンディションが落ちでしまうから急いでスペインに行きました。
またまたとってもらえたから良かったんですけど結構リスキーな判断だったなって今振り返ると思いますね。
おすすめなのは4月頭くらいで3チームっていうのが1番良いかなってこの仕事をしてて思いますね。
嬉:トライアウトで契約を取るためにもタイミングは重要ですよね。
年齢的には適切なタイミングはありますか?やっぱり高卒とかの方が良いですか?
吉:自分はもっと早くいけば良かったなと思う事もあります。
語学の事もあるし若い子の場合はBチームでの登録も出来るんで、うちのチームにもAとBがあるんですけどBチームに登録してるとAチームの試合にも出る事が出来るんですけど、年齢制限があってそれが23か24歳までなんです。
もうそこを過ぎてしまうとそれが出来なくなっちゃうんですよ。
1部のチームのBチームとかに登録してもらえれば1部で出場するチャンスも掴みやすい、そこで活躍できれば1部に近づきやすいし、他のチームにも見てもらいやすくなる。
私の場合は26~27歳ぐらいの時にスペインに来てもうその制度は使えなかったので自力で掴むしか無かったし、まだまだ1部は目指してプレーしてるんですけど、今31歳っていうので年齢的にも結構クラブは今後の事も考えて若い選手をとりたいと思うので年齢的にどんどん厳しくはなってくるんですよ。
だからスペインで上を目指したいっていうのであれば若いうちに来るっていうのは得策かなって思いますね。
ただ私の場合は日本での経験がなかったらスペインに来ようとは思わなかったし、若いうちだと溶け込めなかったかもしれないんで、自分の選択には後悔は無いですけど、早く来たらそれだけチャンスは広がるんじゃ無いかなっと思います。
宮:大学に進学するか海外に挑戦するかという感じですかね?
吉:そうですね。
そういうタイミングもありだと思います。
私は18歳で来てたら、多分ホームシックになってると思います。
人それぞれのタイミングがあると思うので早ければいいってものでもないし遅ければいいってものでもないのかなと思います。
トライアウトすることのメリットとデメリット
嬉:トライアウトする事のメリット・デメリットそれぞれあればお聞きしたいです。
桑:自分が行った時はとりあえずスペインでサッカーをするにはトライアウトを受けに行くしかなかったので、オファーが向こうから来る事もなかったので手段としてトライアウトを受けるしかなかったですね。
メリットとしては、トライアウトを受ける事は自分自身がスペインに順応出来るかのテストにもなると思うし、自分に合う合わないそういう期間になるのかなって。
デメリットとしてはシンプルにお金がかかりますね。
まあお金って稼げば良いだけなんで(笑)。
でも時間って戻らないし、自分が行きたい、やりたいって思う事には賞味期限があると思うのでそう思った時に行動する事が何でも良いのかなって。
だからメリット、デメリットの話で言うならメリットしかないと自分は思いますね。
吉:ビデオだけで来る選手もいなくは無いんですよ。
外国の選手でうちのチームに来る事もありました。
実際にビデオだけだとレベル感的に合ってるのかどうかが分かりづらい部分もあります。
来てからこのレベルじゃなかったな、それで試合に出れないっていう選手も見てきているので、スペインに来て自分の肌でどれだけ出来るのか感じたり、クラブ側がどれくらい使えるのかって見てもらうのは、自分がそのチームに入って試合に出れるのかが分かりやすいですね。
後は逆に言えば自分も選べるって所ですね。
例えばトライアウトを3チーム受けて、ここのチームは合わないなとかここの監督とは合いそうにないなって言うのが3チームからオファーがあった時に、自分でチームのレベルや雰囲気を見て選べるっていうのはメリットのうちの一つなのかなって思います。
デメリットっていうとやっぱりトライアウト費用がかかるって所なんですけど、選手としてお給料が出ればその分稼ぐ事も出来るんで、間違ってなかったなって思いますね。
嬉:やっぱりお二人ともデメリットとしてお金っていう所で決して安い金額だとは思いますが、メリットとして貴重な経験・体験が得られるっていうのは留学の魅力の一つだとは思いますね。
トライアウトをするか悩んでいる選手にアドバイス
嬉:これからトライアウトを考えている選手たちに何かアドバイスなどあればお願いしたいです。
桑:今、ステイドリームがトライアウトで採用している方法が、自分が1番いいなって思う方法でやっていて、自分が行った時は1チーム1週間で3周間で日本に帰国するって方法で、もしどこもダメだったらどうしようっていうプレッシャーがずっとあって、日本に戻って結果を待ってる時にどこも不合格でいくチームがないっていうのが不安で帰ってからもソワソワしてるっていうか、それが嫌でした。
でもスペインってチームは沢山あるし、絶対に欲しいって言ってくれるチームがあるのにその3チームがダメだったからといってスペイン自体を諦めるのは自分としはもったいないって思って、それから自分がこの仕事をさせてもらってからは選手になるべく決めた状態で帰って欲しい。
今の所は全員決まってるんですけど、もし全部不合格の人が出た時にそのまま帰って欲しく無いっていうのがあって、延長できるっていう制度を取り入れていて、例えば3チーム目が終わる時に行きたいと思えるチームがなかったとして、オプションとして、もう1チームトライアウト受ける事が出来ます。
その理由として、選手第一で考えた時にやりたいチームに選んで欲しい、契約して欲しいっていうのと、自分が納得できる契約内容、条件の所に行って欲しいっていうのと日本に帰る前に絶対に決めて欲しいっていうのがあって、スペインでサッカーがやりたいといってステイドリームを選んでくれてる以上、どこかのチームに入って欲しいという思いがあるので、そこは自分の中でのこだわりというか決めさせてあげたいというのをオプションという形でサポート出来ると思ったからです。
今の所、1~2チーム延長でトライアウトを受けた選手もいますが全員チームが決まってるんで、そこは他のエージェント会社にはない所かなって。
そいういったところで他のエージェント会社さんと皆さんがくらべてもらって、他にもお金やサポート内容とか実績とかみてしっかり決めて欲しいです。
エージェントを決めるのは留学する上でものすごく大事だと思うんで、選手の人生、スペインでのサッカー人生を左右すると思うんで、そこはしっかり考えて欲しいですね。
ステイドリームも決して安いとは言えないと思うんですけど、それだけサポートをしっかりやっている分この金額なのでそこを今日説明できたらいいなと思ってました。
しっかり責任持ってやっているのと、元々ステイドリームのスタッフには選手として留学経験をしている方が多いので選手側の気持ちはすごくわかるし、エージェントにはこうあって欲しいっていうのもわかるので、そのままできるっていう所は強みかなと思います。
今日はそこを伝えたかったかなって感じです。
嬉:こういった熱い気持ちを持ってサポートしてくれる現地のスタッフもいますし、僕等ステイドリームとして選手達がスペインで活躍する為のサポートっていうのが一番大事だと考えているので、そこは自信を持ってやらせてもらっています。
吉:私は、エージェントを比べずにもうここでいくって決めてたんですけど、もう少し調べてからいけば良かったと思いました。
それで少しトラブルを抱えてしまった部分もあったので、自分で納得した上で色んな人の話を聞いて実際にサポートを受けている選手に相談したりするのが大切だと思います。
実際にスペインに行ってからサポートが何にも無かったって事も無いわけでは無いと思うので、アフターケアだったりどれくらいまでサポートして欲しいっていう個人個人であったニーズのエージェント会社を選んだら良いんじゃないかなって思います。
トライアウトを受けるか迷ってる選手に関しては、やってみたい気持ちがあるなら挑戦した方が良いです。
やらなかった事は一生心に残ると思うんですよ。
やってみないと分かんない事もあるし、やった事は失敗じゃないしそこから経験として学ぶだけなんで、行きたいなって気持ちがある選手は行くべきだと私は思います。
私はスペインに来て、人生観が変わったし世界も広がって、こっちに来てまたサッカーぎ楽しいなって思えたし、私はスペインに来て正解だったなって思ってます。
上手くいかない可能性もあるけどやってみないとわからないし、自分に足りないところが分かれば日本に戻ってその経験もまた生きてくると思います。
なのでやりたい気持ちがあるならやるべきだとみなさんにお伝えしたいです。
嬉:やっぱり日本じゃ得られない経験だったり、挑戦する事の大切さっていうのは、現地にいっている人達が1番分かると思います。
おまけ:スペイン女子の給料事情
宮:スペイン女子の2部とかってどれくらい稼げるんですか?
吉:1部になると最低賃金があるんですよ。
宮: どれくらいですか?
吉:正確なのはわからないんですけど1600ユーロくらいだったと思います。
少なくとも1000ユーロは超えてますね。
なのでその基準に合わせてそのくらい払ってるチームは2部とか3部でもありえますね。
ただ、2部3部はチーム間の格差が凄くって、男子チームがある所は給料の支払いが良かったりします。
女子にいくら払ってくれるかにもよりますが本当にピンキリですね。
支払いが良いところもあれば悪いところもあるし、運営の良い噂を聞かないところもあります。
何とも言えないですね。
宮:最低が1000ユーロで最高はどのくらいかな?
吉:1か月で100万円くらいはもらってるんじゃないかな?
年俸で億近くですかね。
それこそバルサとかレアルとか桁が違う。
宮:夢ありますね!
WEとは全然違うんですか?
吉:WEだとA契約だと満額なんですけどC契約とかだと働きながらになっちゃいますね。
桑:ウエスカの場合だと得点、何点以上とったらボーナスみたいな時もありました。
他のチームもあると思います。
出場数とか勝利数とかでボーナスが出ると思います。そこは交渉次第です。
宮:クワさん達の腕にかかってますね!
桑:そうですね、エージェントの交渉次第です。
宮:面白いですね!
桑:給料を上げたり、より条件の良いチームに移籍する事も可能で分かりやすく出世出来ます。
そういうのが自分でも感じられたし、他の選手の移籍も多いから色んな所を点々とする選手もいて、おんなじ2部でやってた選手がポンポンとステップアップして1部で出てたり、そういう事はよく起きるからそういう面では競争が激しく出世もしやすいですね。
本当に自分次第!
宮:それがスペインの醍醐味ですよね。
嬉:今日は時間も来てるのでここまでになります。
他にも質問があればInstagramなどでもうけつけてます。
本日はお二人ともありがとうございました。
全員:ありがとうございました!!
海外サッカー留学で弊社が選ばれる理由
1- アトレティコマドリードカンテラ出身の代表
ステイドリーム代表である宮川は10歳からスペインへサッカーで留学し、アトレティコマドリードのカンテラに所属していました。テオエルナンデスやサウールらとのサッカー経験を活かし、次世代のサッカー少年少女たちに寄り添ったサポートを実現いたします。
2- 海外サッカーのエキスパートが多数在籍
代表の宮川をはじめ多くの在籍スタッフが海外サッカー体験者であります。実際に選手として各国で奮闘した私たち「海外サッカーのエキスパート」が、サッカー留学に挑戦する選手たちを全力でサポートします。どこにも負けない自信があります。
3- 動きが早くて細かな対応も可能
サッカーの留学会社と言えば、多くの留学生が「返信が遅い」「細かな対応が悪い」と困っていると聞く機会があります。弊社には多くの運営スタッフが在籍しているので、24時間いつでも迅速に対応可能です。
4- 安心安全の現地スタッフが徹底サポート
スペインやドイツをはじめ、オーストラリア、タイ、韓国にステイドリームの現地スタッフが在籍。空港送迎から練習グランド帯同まで幅広く、安心安全に徹底サポートいたします。
5- スペイン女子が業界No.1の実績
ステイドリームは、スペインの女子サッカー留学・トライアウトが業界No.1の実績です。自信を持ってサポートいたします。また日本人の女子選手がスペインで重宝されているということもあり、選手によっては就労ビザが降りたり、給与の待遇が良い場合があります。プロを目指す女子選手は、特にオススメ。
海外サッカー留学サポートチーム
Tak Nelson
USA Coordinator
Kengo Kimura
Spain Coordinator
Ken
Thailand Coordinator
Park Chang Hun
South Korea Coordinator
Masataka Ureshino
Operational Staff
海外サッカー留学までの流れ
- STEP 1連絡お問合せフォームまたは公式LINE より連絡してください。
- STEP 2面談オンラインで留学プランについて面談します。
- STEP 3準備留学プランに合意したら、誓約書にサインしエージェント費用をお振り込み。渡航の準備をします。
- STEP 4渡航実際に留学先に渡航します。現地スタッフとStayDreamのスタッフがサポートします。
よくあるご質問
Q. トライアウトの流れはどのような感じでしょうか?
A. 基本的には、渡航前にまずトライアウト生にCV(履歴書)とプレー動画を作成していただきます。それを元にステイドリームのスタッフたちがレベル感を確認し、練習参加を受け入れてもらえそうなチームへコンタクトをしていきます。その間渡航の準備をし、先方からOKが出たらすぐに渡航します。各チーム1週間ほど練習参加し、合否を待ちます。晴れて合格と連絡が来たら契約書にサインをして完了になりますが、不合格であれば契約できるまで違うチームを探していきます。
Q. 短期留学や長期留学はカスタマイズできますか?
A. もちろん可能です。渡航する国や時期などご要望がございましたら、一度ご相談ください。
Q. 語学は勉強しておいた方がいいですか?
A. 勉強しておくことを強くオススメします。たとえ素晴らしいプレーヤーだったとしても、監督の指示が理解できなければ戦力と見なされないことが多々あるので、万国共通の英語だけでも話せるようにしておくといいと思います。
Q. サッカー留学会社を比較するポイントはどこでしょうか?
A. サッカー留学会社は、誰がサポートするかが成果に大きく影響します。会社で選ぶのではなく、担当者で選んだ方が間違いありません。実際に海外でプレーしていた事のある経験豊富なスタッフが在籍する会社にご依頼した方が良いです。理由としては、過去の失敗談から選手に合った適切なアドバイスやサポートが可能だからです。
Q. チームでの海外遠征は可能でしょうか?
可能です。ご希望する国や時期などをなるべく早い段階で一度ご相談ください。
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