はじめに

皆さんは、ドイツのサッカーについてどのような印象をお持ちでしょうか?

一時期、ドイツのプロリーグであるブンデスリーガでは多くの日本人選手が活躍していました。

しかし、昨今ではフランクフルトに所属する長谷部誠選手、鎌田大地選手の活躍は耳にするものの、他の選手の活躍を聞かない、そもそもブンデスリーガはじめドイツのプロリーグに所属している日本人選手が一時期に比べて、格段と少なくなっています。

ドイツでの日本人ブームは終わったのか。そう叫ばれている今だからこそドイツ留学を勧める理由を説明したいと思います。

ドイツリーグの仕組み

はじめに、ドイツサッカーリーグの構成を簡単に紹介したいと思います。

これらはステイドリーム の「各国のサッカー事情」により詳しく書かれているので是非ご覧下さい。更に、かつてマインツ等のユースに所属していた高橋万覇人さんの情報提供のもと給料事情やアルバイト事情についても書かれています。必見です。

  1. ブンデスリーガ 1部 (日本代表)
  2. ブンデスリーガ 2部 (J1でスタメン、活躍している選手)
  3. ブンデスリーガ 3部 (J1)
  4. レギオナルリーガ 4部 (J2)
  5. オーバーリーガ 5部 (JFL、J3)
  6. ランデスリーガ 6部 (社会人関東1部)
  7. 7部 (社会人関東2部)
  8. 8部 (県リーグなど)

これらが、簡単なリーグ構成になります。カッコ内は各リーグのレベルは、大体日本だとどのレベルになるのかを表しています。

ちなみに、5部リーグまではプロの選手も在籍していますが、6部リーグ以降は完全にアマチュアリーグとなります。

また、ドイツリーグでは上記の8部+3部の計11部全てのリーグにて情報が共有されます。つまり、下位リーグでプレーしてる選手でも活躍すれば上位リーグのスカウトに認知してもらう事は容易です。

もちろん実際にスカウトしてもらえるかはそこからの頑張り次第です。

スイスのサッカー専門調査機関CIES Football Observatoryの42カ国、51リーグを対象にした過去5年間(2013〜18年)の1試合平均観客動員数のレポートを見てみると、

 リーグ平均観客動員数
1ドイツ1部(ブンデスリーガ)43,302
2イングランド1部相当(プレミアリーグ)36,675
3スペイン1部(リーガ・エスパニョーラ)27,381
4メキシコ1部(リーガMX)25,582
5イタリア1部(セリエA)22,967
6中国1部(スーパーリーグ)22,594
7フランス1部(リーグ・アン)21,556
8米1部(MLS)21,358
9オランダ1部(エールディビジ)19,154
10ドイツ2部(2. ブンデスリーガ)18,814

ドイツ、ブンデスリーガは堂々の1位、また2部リーグも10位とかなり人気のあるリーグである事が分かります。(ちなみに、日本のJリーグは観客動員数18227で12位)

ドイツ留学を勧める理由①

それでは本題です。

日本人ブームの過ぎ去ったドイツ、そんな今だからこそドイツ留学を勧める理由をご紹介します。

一つ目は、未だ絶えない留学人気です。確かに、プロリーグで活躍する日本人選手は少なくなりました。

所属している選手自体も減少しています。しかし、サッカーでドイツ留学する選手に関しては未だに多くいます

やはり、日本人にとって生活しやすい環境や留学する上での機関や代理人等のパイプがしっかりしている等の理由が故だと思いますが、今後もドイツへのサッカー留学希望者、留学者は絶えることがないでしょう。

ただし、これらをデメリットと捉える人も多くいるでしょう。

日本人が多ければそれらでつるんでしまい、なかなかサッカーそのものはもちろん言語等でのレベルアップが阻害されてしまう。同じチームに日本人が何人もいると、チームや監督からなかなか個性を見出してもらえない等、確かにデメリットは多々あります。

しかし、1人でいきなり異国の地で勝負出来る選手も少ないのではないでしょうか?

留学というのは自身のレベルを上げてステップアップするためのものです。

その為には各々にあったステップを段階的に踏んでいく必要があります。プロのサッカー選手になりたい。サッカーが上手くなりたい。海外で活躍したい。そんな気持ちを抱く権利は誰にでもあります。

まずは各々にあったステップアップを見出す。そういう意味でも「初めての留学で不安に思っている」、「サッカーに対する情熱があり、海外で磨くことに活路を見出しているが自信がそこまでない」、そのような方にドイツ留学はお勧めです。

ドイツ留学を勧める理由②

何度も繰り返すように、現在ドイツで活躍する日本人選手は減少しています。

しかし筆者は、これは次の世代への転換期間なのではないかと考えています。

現在、ドイツブンデスリーガ含めた欧州5大リーグ(イングランドのプレミアリーグ、スペインのラ・リーガ、イタリアのセリエA、ドイツのブンデスリーガ、フランスのリーグ・アン)へのステップアップリーグに位置する、オランダのエールディヴィジ、ベルギーのファーストディヴィジョンA、ポルトガルのプリメイラリーガ等には多くの日本人選手が在籍しており活躍しています

また、ドイツでも下位リーグで活躍する日本人選手はまだまだ見受けられます。

つまり、将来5大リーグで活躍する可能性のある選手達が周りのリーグにたくさん眠っているということです。筆者は数年以内にまたドイツで、日本人の波が来るのではと考えています。

その時にドイツ留学を経験しており、ドイツのサッカーや言語、その他諸々を熟知している選手としてない選手ではスタートラインがかなり変わります。

数年後、このドイツ留学の経験はあなたのサッカー人生において大いに役立つでしょう。

ドイツ留学で成功するには

最後に、ドイツ留学をよりプラスなものにするために必要なことをご紹介します。

それは、言語能力です。ただし、この言語能力には二つの意味が込められています。

コミュニケーションとしての言語能力

一つ目はシンプルに会話としての言語能力です。

いわゆる、ドイツ語を聞いて理解し話せる力です。

取り敢えず、ドイツに行ってみたら自然に身につくんじゃない?そう思う人は多いと思います。身につく人もいるでしょう。ただ、なかなか難しいです。

現代サッカーにおけるコミュニケーションというのはシビアなものです。

戦術がより高度になりその理解力が求められます。

それは、育成年代でも同じことですし、あなたがもしトライアウト等でプロのチームに挑戦するのであれば尚更必要になってきます。

もし、プロになって更に第一線で活躍する選手を目指しているのであれば、「上がれ!」「下がれ!」「シュートを打て!」等の単語や短文だけでは圧倒的に足りません。

監督やチームメイトの言ってることを理解する、戦術を理解するためにはドイツ留学であれば、ドイツ語の勉強は欠かせません。そこは甘くみてはいけないところです。

戦術理解におけるシーンの言語化

二つ目の言語能力は、戦術、自分のプレー、試合中のシーンを言語化出来る力です。

これはドイツに限らずどこの国でも同じことでしょう。せっかく、ドイツ語が堪能になってもそもそものサッカーIQがなければなかなか難しいものがあります。

もちろん、留学の過程で成長出来る部分の一つでもあるのですが、恐らく、留学をするか悩んでる方もしくは目指してる方の多くは、現在日本で何かしらのチームに所属してサッカーをしていると思います。

そこで、留学の前準備、また自身がステップアップするための一つの要素として自身のプレーや試合中の選択、チームの戦術等を一度考えて言語化してみて下さい。

もちろんこれはまだ日本語で大丈夫です。

すると、自身の課題やチームの練習の意図、課題等が自然と浮き彫りになってくると思います。感覚でプレーしチームを勝たせる事が出来るカリスマが率いる時代は終わりつつあります。

これら二つの言語能力を引っ提げてドイツに行った暁には、あなたは非常に可能性の持ったプレイヤーになっているはずです。

さいごに

今回はドイツの留学を勧める理由と、留学するにあたってあると便利な力についてご紹介しました。

語能力について我々、StayDreamは非常に力を入れています

何故なら本文で書いた通り必要不可欠な事だからです。

留学に行きたい方、行くか迷ってる方はお気軽にお問い合わせページよりお問い合わせ下さい。

皆様の今後のサッカー人生を劇的に変えるお手伝いを致します。是非お待ちしております。

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